デザインツールでできることを見てみましょう
これらのツールと機能を使えば、レイアウトを精密に計画し、すばらしいアクアスケープをデザインできます。
このレイアウトの構図は三分割法のグリッドに基づいています
黄金比スパイラルに沿って意図的にフォーカルポイントを配置
1. 正確に配置するためのガイドライン
Scape Itのレイアウト設定では、さまざまなガイドラインをレイアウトの上に直接重ねて表示できます。三分割法や黄金比のグリッドがあらかじめ用意されているほか、自分で水平・垂直のガイドラインを設定することも可能です。こうしてグリッドを、自分のイメージや水槽に合わせて正確に調整できます。
さらにダイナミックな構図にしたい場合は、黄金比スパイラルも利用できます。フォーカルポイントを意図的に配置し、視線をレイアウトの中へと導く手助けをしてくれます。
黄金比や三分割法といった、その背景にあるデザインの原則については、アクアリウム・レイアウトガイドで詳しく解説しています。
レイヤーエディターでは、オブジェクトをドラッグ&ドロップで前後に移動できます
2. 表示・非表示とロック機能を備えたレイヤーエディター
レイヤーエディターを使えば、複雑なレイアウトでも全体を把握しやすくなります。非表示機能を使うと個々のオブジェクトや要素を一時的にレイアウトから取り除けるので、エディター上で直接さまざまなバリエーションを試したり比較したりできます。一方、ロック機能を使えば、選択したオブジェクトが誤って動かされてしまうのを防げます。特に要素の多いレイアウトでは、これによって作業がより正確で快適になります。
レイヤーエディターでは、オブジェクトの並び順も簡単に調整できます。ドラッグ&ドロップで要素を前後に動かして、望みどおりの奥行き感を作り出しましょう。たとえば水草をハードスケープの後ろに配置したり、特定の要素を意図的に背景に下げたりすることも可能です。これにより、レイアウトのレイヤーと構図を常に自由にコントロールできます。
グループ化することで、複数のオブジェクトをまとめて移動したり、表示・非表示にしたり、ロックしたりできます
3. グループ機能で見通しよく管理
アクアスケーピングでは、水草をグループにまとめて植えることがよくあります。この方法はScape Itでも取り入れられます。レイヤーエディターを使えば、複数のオブジェクトを一つのグループにまとめられます。こうすることでレイアウト全体が把握しやすくなり、グループごとまとめて移動したり、表示・非表示にしたり、ロックしたりすることも可能です。
レイアウトが多くの個別要素で構成されている場合、グループ機能は特に役立ちます。複雑なハードスケープの構造も、複数のオブジェクトを組み合わせたうえで一つのまとまりとして編集できます。たとえば、木の構造全体を一緒に動かしたり位置を変えたりする際も、一つひとつの要素を個別に調整し直す必要はありません。
この水槽では『水草を水面より伸ばす』オプションを有効にしています
このデザインは正面中央の標準パースペクティブで作成されました
4. パースペクティブを切り替える
特徴的なアクアスケープレイアウトの多くは、水面で終わっていません。水槽から伸び出る水草やハードスケープの要素は、レイアウトにさらなる躍動感を与え、水中と水上の空間をつなぐ役割を果たします。そのためScape Itでは、水槽より上のエリアもプランニングに含めることができます。
設定からいつでもレイアウトのパースペクティブを変更できます。定番の正面中央からの視点に加えて、レイアウトを正面上方から見下ろす高めのパースペクティブも用意されています。さらに『水草を水面より伸ばす』オプションを有効にすれば、水槽の外側の要素もプランニングできます。ビューを自由に切り替えながら、デザインに一番役立つパースペクティブを見つけてみてください。
背景にキペルス・ヘルフェリ、カーペットプランツにエレオカリス・プシラを使ったオリジナルのレイアウトデザイン
ヒドロコティレ・トリパルティタを背景の水草に、砂底床を使ったデザインバリエーション1
5. 複製してバリエーションを試す
最初の下書きは完璧である必要はありません。レイアウトの印象を最終的に左右するのは、アクセントの位置やハードスケープの選び方、背景の植栽といった小さなディテールであることがよくあります。早い段階で決めてしまうのではなく、さまざまなバリエーションを試して、直接見比べてみましょう。
Scape Itの複製機能を使えば、メインメニューからレイアウトの完全なコピーを作成できます。これにより、元のデザインを変更することなく、異なるアイデアをそれぞれ独立して発展させていけます。さまざまなハードスケープの構造や水草の組み合わせ、背景を試して、自分に一番しっくりくるバリエーションを見つけてください。
色とりどりの背景の水草と砂底床を使ったデザインバリエーション2
テンプレートライブラリは、自分のデザインの出発点として使えるレイアウトのアイデアを提供します
デザインのヒント1:テンプレートからインスピレーションを得る
自分のレイアウトをどんな見た目にすればいいか、まだイメージがわかない場合もあるでしょう。新しいレイアウトを作成する際、Scape Itでは空の水槽から始めるか、既存のレイアウトやテンプレートから始めるかを選べます。テンプレートは最初の構造を提供してくれるので、さまざまな構図やデザインの可能性についての感覚をつかむのに役立ちます。
もちろん、テンプレートをそのまま使う必要はありません。自分のアイデアに合わせて自由にアレンジしましょう。水草の種類を入れ替えたり、配置を変えたり、独自のハードスケープを追加したり。そうしてテンプレートは少しずつ、あなただけのレイアウトへと変わっていきます。
まだ始めたばかりですか?初心者向けアクアスケーピングチュートリアルでは、最初のアイデアから完成したアクアスケープまでをステップごとにご紹介しています。
オリジナルの寸法は入力欄に簡単に入力できます
デザインのヒント2:オリジナルの水槽サイズ
新しいレイアウトを作成する際、Scape Itはアクアスケーピングでよく使われる水槽フォーマットの中から選べるようになっています。そのため、サイズを自分で入力しなくても、ぴったりの水槽ですぐに始められます。
実は、自分だけの水槽フォーマットを作成することもできるのをご存じでしたか?お使いの水槽が特殊な形をしていたり、オリジナルのサイズで試してみたい場合は、対応する入力欄に希望の寸法を入力するだけです。こうして、レイアウトを自分の水槽にぴったり合わせることができます。
90×20×20cmの特殊フォーマットで作成したアクアリウムデザイン